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概況 |
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カンボジアにおいては、長年にわたった内戦が遺した銃器や手榴弾等の武器が反政府組織の手に渡ったり、一般社会へ大量に流出したままとなっており、凶悪犯罪多発の一因になっています。都市部以外の多くの地域では治安当局の力が十分に及んでおらず、武装強盗団や誘拐団が出没しています。
首都プノンペン市では、2000年11月23日深夜から翌未明にかけて、自動小銃やロケット弾等で武装した反政府テロ組織「カンボジア自由戦士」(CFF)の数十人が、同市郊外の政府軍兵舎、市内の閣僚評議会、国防省、テレビ局、鉄道駅等を襲撃したものの、同夜中に鎮圧され、CFFメンバーを中心に8人が死亡、数十人が負傷しました。
邦人を含む外国人を狙った犯罪も増加傾向にあり、2000年12月24日未明にはプノンペン市内のディスコ前で、邦人男性旅行者3人が、現地人の若者グループにナイフ、ガラスビン等で暴行を受け、2人が頭部や腹部に打撲傷や刺傷等を負って隣国へ緊急移送される事件が発生しました。今年に入ってからも、武装強盗による外国人への傷害事件被害が続発しています。
その他、2001年4月からカンボジア北東部に位置しベトナムと国境を接するモンドルキリ州においては、ベトナムからカンボジアへ不法に移民するベトナム系少数民族が認められ、カンボジア治安部隊による厳重な警戒線が引かれて緊張した状態が続いています。
2003年には総選挙を控えているため、各政党間の動向に注視する必要もあります。カンボジアでは、前回の総選挙に至るまでの間、政党間における武力衝突が発生し、邦人の尊い命が犠牲になったこともあり、今後予定される総選挙を控えて再び対立が生じる可能性も否定できません。 |
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地域情勢 |
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「十分注意して下さい」の対象地域渡航に当たり、「3.滞在にあたっての注意」を参考にするとともに、観光化の進んでいる下記地域に対しては、以下の地域情勢に十分注意して下さい。
(イ) プノンペン特別市
プノンペン特別市においては、現在のところ政治面を背景とする事件に関しては安定していますが、一般治安では国内刑法犯総件数の50%以上を同市が占めております。邦人が犯罪被害に遭遇する例としては、特に夜間のバイクタクシー利用中の強盗事件が多く、犯罪者のほとんどが銃で武装しています。万一強盗に遭った場合は、相手の要求に応じ、抵抗しないことが大切です。最近、国民の権利意識の向上に伴い、野党による大衆運動を背景としたデモや集会が散見され、暴力沙汰になる事案も発生しています。 デモに遭遇した場合は、近くのホテル・商店等に一時退避するようにして下さい。
(ロ)シアム・リアップ州(シアム・リアップ市と同市に隣接する遺跡のみ)
現地警察当局は、個人旅行者の被害が目立っていることから、個人旅行をできる限り避けるよう要請しています。したがって、個人単位の旅行は控え、不測の事態にも適切に対応できるよう、現地事情を熟知した日本人への対応ができる旅行会社のガイドを同伴することをお勧めします。シアム・リアップ市から離れたバンティアィ・トム、プノム・ポック、プノム・クーレン等の遺跡については、治安や地雷の問題があることから、引き続き観光を控えることが安全上適切と思われます。バンティアイ・スレイ遺跡への観光は、日の高い時間帯に、現地事情に精通したガイドを同伴し、タクシーを利用して行って下さい。ホテル内における盗難事件も多発しており、渡航に際しては、可能な限り下級ホテルを避け、セキュリティが行き届いた中級以上の日本人旅行者が多く利用するホテルに宿泊して下さい。
(ハ) シアヌーク・ヴィル特別市及びカエプ特別市
海岸における置き引き盗難事件が発生しています。荷物の管理には十分注意するとともに、海水浴は危険な場所を避けて下さい。
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「渡航の是非を検討して下さい」の対象地域渡航の是非を検討していただく地域は、特に地雷の危険がある下記の地域で、森林、空き地、農地等の他、住民の居住地においても未だに地雷が埋設されたままとなっている可能性があります。これらの地域では、犯罪発生時における警察の対応は不可能に
等しく、医療も確立されていません。つきましては、下記の地域に関しては、渡航の是非を含め自らの安全につき真剣に検討され、渡航する場合には、十分な安全対策をとるようおすすめします。
(イ) モンドル・キリ州及びラッタナー・キリ州
カンボジア北東部に位置し、ベトナムと国境と国境を接するモンドル・キリ州においては、ベトナムからカンボジアへ不法に移民するベトナムの少数民族が認められ、カンボジア治安部隊による厳重な警戒線が敷かれて緊張した状態が続いています。
(ロ) ボンティアイ・ミアンチェイ州
カンボジアからタイへ出稼ぎに行くカンボジア人が急増しており、タイ国境においては、タイ政府軍がカンボジアからの不法入国者を厳しく監視しております。昨年、タイに不法入国したカンボジア人が発砲を受けるという事案が発生しました。 また、数多くの地雷が埋設されたままとなっております。
(ハ) パイリン特別市
旧ポル・ポト政権区であり、昨年、旧ポル・ポト派と現体制支持派との間で武力衝突が発生しました。ポル・ポト裁判を巡り、今後、不測の事態が生じる可能性もあります。
(ニ) オッドー・ミアンチェイ州
カンボジアにおけるテロリスト(カンボジア自由戦士ーCFF)の武装訓練地域であるとの情報もあります。住民の居住区域内には、地雷が埋設されている場所もありますので、同州への渡航に際してはその是非を検討下さい。
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3. |
滞在にあたっての注意(渡航者全般及び長期滞在者) |
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滞在中は、下記の事項に十分留意して行動し、危険を避けるようにして下さい。 また、外務省、在カンボジア日本国大使館、現地関係機関等より最新の情報を入手するよう努めて下さい。 |
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地雷の危険があることから、不用意に森林、空き地、農地等へ立ち入らないで下さい。 |
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昨年来より、邦人の窃盗被害が多発し、旅券の再発給被害が急増しています。
カンボジア国内で旅券を紛失または盗難に遭った場合、カンボジアの出国査証を取得することが必要となり、取得までに約2週間を要します。カンボジアでの滞在を楽しい思い出にするためにも、旅券の保管管理には十分注意して下さい。 |
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プノンペン特別市、シアム・リアップ州、バッタンバン州の各市への移動は、危険な陸路・水路を避け、空路を利用して下さい。 |
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プノンペン特別州から近郊州(シアヌークヴィル市、コンポン・トム州、カエプ市を含めたカンポット州を含む)へ旅行する際には、日の高い時間帯のうちに定期バスまたはチャーターしたタクシーを利用し、できればガイドを同伴し、なるだけ2台以上の車列を組んで舗装路のみを通行して下さい。また、鉄道やボートは、安全性が十分でないので利用しないで下さい。 |
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万が一武力衝突に遭遇した場合には、ホテルから出ることなく、自分の所在を大使館に連絡するか、大使館からの連絡をお待ち下さい。 |
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最近、邦人を含む外国人が児童買春・ポルノ撮影、銃器不法所持、麻薬密輸等で逮捕されるケースが続発しております。これらの罪を犯せば重刑を科せられますので、絶対に法に背く行為は慎んで下さい。 |
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7) |
外出の際には、徒歩、バイクタクシー、シクロ(輪タク)等は極力避け、乗用車を利用して下さい。また、夜間の外出は、極力控えて下さい。
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